福岡市東区のポルシェ専門ファクトリー ファクトリーナイン : 1/129

1/129

カレラRS3.8は一説によると129台が作られたと
言われています。
 
希少とはいえ2,000台以上作られた964RSと
比べると、その希少っぷりがわかりますね。
 
今回エンジンをバラしてバランス取り作業を
ご依頼いただいたのですが、あらためて
このRS3.8がいかに本気で作られたモデルか
ということがわかりました。
 
ほとんどの部品は専用部品で互換性無し。

その最たるものは964ではお約束のバルブ
クリアランス調整。
 
通常の964はロッカーアームのボルトで調整する方式なのですが、
このRS3.8はシムを交換することでバルブクリアランスを
調整しなければなりません。
面倒なのですが、超がつく高速で動く部分ですから
少しの軽量化が大きく効いてくるのです。
 

↑RS3.8のロッカーアーム
  
 

↑コレが964のロッカーアーム。
デカイですね。
 
 
クルマに比べるとエンジン回転数が高いオートバイなどでは
未だにシムで調整しなければならないモデルも多く存在します。
 
続く

無題ドキュメント